森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

世界遺産・大峯の大普賢岳に登る

 ここは、山岳信仰の霊峰が連なる世界文化遺産・大峯山地。夜明け前に和歌山を出発、軽トラをすっ飛ばし、2時間半かかって大普賢岳(1780m)の和佐又登山口に着いた。われら夫婦は、これから頂上を目指す。

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 しばらく歩くと、そこはもう深い樹林帯だ。ブナやミズナラの瑞々しい新緑が冷気を発している。

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 前方に赤い花が咲いていた。ツツジだ。無骨な男たちに囲まれた紅一点という感じである。

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 半時間ほど歩くと、樹林帯にはヒメシャラが目立ってきた。赤茶色の美しい木肌。この木に触れると、驚くほど冷たい。登山者は汗ばんだ体でヒメシャラを抱擁し、清涼感を味わう。女房も・・・。

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 森を歩くと、不思議な造形に出会う。この曲がった木は何かの動物に似ている。木の根っこを踏みながら登るが、時々足が引っ掛かる。

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 美しい樹林帯を抜けると、巨大な岩が覆いかぶさる。鉄梯子を登り、鎖場を越える。岩の下には、指弾の窟、朝日の窟、笙の窟などが連続しており、ここで行者が修行した。文化的な価値が高いという。

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 岩場にひっそり咲いていたイワカガミ。

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 2連の鉄梯子を登る。高所恐怖症のわれらは慎重に足を運ぶ。断崖も連続し、楽には歩けない。

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 息を切らして梯子を登り切ると、目の前にシャクナゲが咲いていた。まことに美しい。今回登山でシャクナゲを見るのが楽しみだった。まだ咲き始めで、10日もすれば盛大に咲くだろう。

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 「石ノ鼻」という岩場に着き、恐る恐るよじ登った。視界が一気に広がり、大峯の山々が見える。この一角に大台ケ原もあるのだろうが、よく分からない。

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 小普賢岳のコルに到着。健脚の人はこの山に登った後、大普賢を目指すらしいが、われらにそんな余裕はない。

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 コルを下ると、大普賢岳の姿が見えた。それは釣鐘のような形で、絶壁の山である。梯子、梯子の連続で、まるで高層ビルの非常階段を登っているような感じだ。ここから頂上までカメラ撮影はゼロ。撮影するような気持ちの余裕がなかった。

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 登り始めて3時間半、標高1780mの頂上に到着。女房は私より数分早く着いて、友達にメールしていた。大普賢岳は、大峰奥駈道の途中にある。

 頂上にはハエのような虫が大量に飛び交っており、昼食を摂る気にもならない。5分ほどとどまり、シャクナゲの群生地に向かった。
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 視界の先に峰々が。山の名前は分からないが、霊峰という雰囲気がある。

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 釣鐘のような山は小普賢岳。

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 「水太覗」。うまく撮影出来なかったが、ここは垂直の斜面が奈落の底へ続く。決死の思いで、この絶壁の縁を歩くのも行者の修行なのだ。私なら、軽く背中を押されただけで、あの世行き・・・。

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 大普賢岳直下にあるシャクナゲの群生地。しつこく花の写真をもう一回。ここでおにぎりを二つ食べ、山に必ず携行する明治製菓の「即攻元気」で元気をつける。

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 さあ、下山だ。大普賢岳の中腹を巻いてコルへ。その途中、女人禁制の山上ヶ岳の方角からほら貝の音が何回も聞こえてきた。さすが修験道の山である。

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 下山の途中、トウヒの大木に爪で引っかいたような跡があった。クマだろうか。

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 目にしみる新緑をまぶたに焼き付けて帰途へ・・・。

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 帰りは、川上村にある秘湯・入之波(しおのは)温泉で汗を流す。このブログで取り上げるのは2回目だ。温泉にカルシウムが多く、湯船は鍾乳洞みたいになっている。湯の効能書きに「婦人病、特にヒステリーに効く」とある。しかし、これはいささか疑わしい。理由はあえて書かない。

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       この日の歩行時間は、休憩を入れて6時間45分。



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