森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

野ウサギが住み着いた

 わが山小屋のすぐ近くに、1匹の野生ウサギが住みついたようだ。体長は30~40センチほど。毛は茶色で、性別は分からない。先日、女房が山小屋前の道を歩いていたところ、ウサギが隣の家の石段にちょこんと座っていたという。

 そして次の日、ウッドデッキに出ていた女房が「早く、早く」と私を呼んでいる。女房の指の先に、ウサギが座って草を食べていた。ウサギまでの距離は20mほど。口笛を吹いたり、声をかけたりしてみたが、逃げるそぶりを見せず、泰然としていた。

 次の日も、前日と同じ場所に座り込んでいた。何か考え事をしている様子だった。カメラを持ち出して撮影した。安物のカメラなので、ズームもきかずうまく撮影出来なかった。女房が外に出てウサギをもっと大きく撮影しようと近づいたところ、ノロノロと草むらに姿を隠した。

vcm_s_kf_repr_468x351_20120620085233.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20120620085305.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20120620085338.jpg

 ここ生石山でよく見かけるウサギは、人間の姿を目にすると文字通り「脱兎」のごとく逃げてしまう。しかし、このウサギは私たちをそれほど警戒することなく、ある一定の距離を保ってはいるものの、妙に親しげである。

 実は、今年3月17日のブログでも書いたが、山小屋の南西側にある畑に植えていたブロッコリー、白菜、小松菜、ホウレン草、ラッキョが何者かに根元からきれいに食べられていた。その数日後、茶色の大きなウサギが畑を飛び出すのを目撃したのだ。こやつが野菜を食べた犯人だろう。

 体の色や大きさから見て、あの時逃げたウサギが住みついたのだと思う。最近、別の場所の畑で栽培している枝豆の芽もかじられており、その手口から見ても、同一犯に違いない。

 このウサギは、草むらから私たち夫婦の姿をよく見かけていたのではないか。だから私たちをそれほど怖がっていないのかもしれない。まぁ、向こうがそういう態度なら、野菜を食べた犯人でも可愛いものである。無下に追い出したりせず、そっと見守ってやろう。私たちとしてもにぎやかになり、歓迎なのだ。

 人里から離れた山の中で暮らしていると、家の中を這い回る蜘蛛も蟻も、妙に親近感がわいてくるから不思議である。ブログに再三登場するヤマガラは、手に止まって餌をついばむし、腹が減ればガラス戸越しに餌を催促する。もはや、家族同様の存在なのだ。

 実は3、4年前からわが家に住み着いている動物が他にいる。ガマガエルである。山小屋の裏に置いている物置の下をねぐらにしているようだ。体長は15センチくらい。背中には小さな突起がいくつもあり、ここから「ガマの油」を出すのだろか。

vcm_s_kf_repr_468x351_20120620085141.jpg

 今のような梅雨時、裏の広場や通路によく姿を現す。じっとしているので、しばしば踏ん付けそうなることがある。木の枝で軽くたたいても動かない。鈍感なのか、大物なのか・・・。

 われら夫婦は最初の頃、ガマガエルのグロテスクな姿に悲鳴を上げてきた。しかし最近ではすっかり慣れ、親愛の情さえ持つようになった。女房もガマガエルがいると座って向き合い、話しかけたりしている。山の暮らしも長くなると、変われば変わるものである。

 物言わぬ動物は、愛おしく、可愛い。無体な自己主張はしないし、嫌味もお小言も言わない。この世の中、口は災いのもと、物言えば唇寒し・・・。
 


 

 
スポンサーサイト
   08:00 | Comment:5 | Trackback:1 | Top
 
 
Comment
 
 アガタ・リョウ・心何処 [URL] #-
 こんばんわ。兄貴、その気持ち、分かります。良く分かります。私の所も、ヒヨドリ、キジバトが、全然私を怖がりませんからね。へへへ、これは人徳の様な物を彼等も察知して居るのかも知れません。私も、少しは人間が出来て来たのかも知れません???? 

 本日の記事で、思い出しました。今年は何年振りかでカッコォーの声を聞きました。一回だけでしたが。兎角、人間と云う代物は、厄介にして面倒な物ですね。
 2012.06.21 (木) 21:54 [Edit]
 マダム半世紀 [URL] #-
こんばんは。

そうそう。^^
最初は「きゃっ!」なのに、何回か顔を見るたび、可愛くなってきます。
前のアパートにもガマがいて、初夏の頃に姿をみると、今年も元気だった・・・と嬉しくなりました。
・・・触れませんが。^^;
勝手に「ヌシ」と呼んでいましたが、実の所は同一ガマだったかは、不明ですけど。

うふふ。
野うさぎも、すっかり顔なじみのお仲間ですね。
可愛いけれど、野菜をかじるのは程ほど・・・ですね。^^


そちらでは、台風4号の被害は、特に無かったですか?
セブンイレブンのCMを見る度、これが生石なんだなあ~と、、ちょっと嬉しく見てしまいます。
 2012.06.21 (木) 23:33 [Edit]
 アガタ・リョウ・心何処 [URL] #-
お早う御座います。兄貴、遅れましたが、読了致しました。お約束の読後感を拙い文章に認めました。お時間が在ったら、お目を通して下さい。有難う御座いました。
 2012.06.22 (金) 10:39 [Edit]
  [URL] #-
   アガタ・リョウ さんへ

 こんばんわ。こちらはえらい雨でした。和歌山市では川が溢れて、田んぼも家も水浸しになりました。
 あの豪雨の中、住みついたウサギはどうしていたのか、心配になりました。今日は姿が見えません。
 こちらではヒヨドリは見かけませんが、キジバトはたくさんいます。ただ木陰からバタバタと飛び立つので、びっくりします。ここの森のキジバトはどうも行儀が悪いようでして・・・。

 
 2012.06.22 (金) 18:26 [Edit]
  [URL] #-
   マダム半世紀 さんへ

 私もガマは「ヌシ」と思います。睨みを利かし、家を守ってくれているような・・・。
 野菜がウサギに食べられないよう、網を張って入れないようにしています。空腹になるとかわいそうなので、レタスの外側の葉を置いやっているのですが、当方の好意が分かっているのかどうか・・・。
 セブンイレブンのCMをご覧になったようですね。房総のスケールには及びませんが、なかなかきれいなでしょう?最後に出てくる山並みを見ながら、毎日、散歩しているのですよ。
 
 2012.06.22 (金) 18:36 [Edit]






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/739-0614e0f4
 わが山小屋のすぐ近くに、1匹の野生ウサギが住みついたようだ。体長は30~40センチほど。毛は茶色で、性別は分からない。先日、女房が山小屋前の道を歩いていたところ、ウサ...
2012.06.25 10:11
 
 
カレンダー
 
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR