森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

重い腰を上げ、アオリイカ16匹・・・由良湾

 秋10月、アオリイカ釣りの本格シーズンである。例年この季節、早く釣りに行きたくて、気もそぞろになる。ネットで天気予報をチェックし、波の静かな好天とあれば、軽トラにボートを積んで暗いうちから海へ走るのだ。

 しかし、今年は違う。釣りに行くのが少し億劫なのだ。体は元気なのに、どうしても一歩を踏み出せない。老化現象が進んでいるのだろうか。うつ病かもしれないと、疑ったりもする。

 アオリイカの釣り場を見て回ればその気になるかもしれないと、紀伊水道の沿岸をドライブした。途中、アジが釣れている漁港があった。アジを生かせておけばアオリイカの餌になる。釣り上げられる元気なアジを見ていたら、少しイカ釣りの意欲が湧いてきた。

 急いで家に帰り、アジ釣りの道具とアミエビを持って漁港に引き返した。もう時間も遅く、急いで釣らなければならない。何とか18匹釣れ、生簀に入れて港に吊るした。翌日これを回収してイカ釣りに行くことにした。

 朝6時、由良湾の漁港に着いた。少し明るくなってきたので、ボートを出した。沖に向かっていると、潜水艦が前を行く。先日、艦内で自衛官1人が死亡する事故があり、潜水艦は由良湾に停泊しているという報道があった。湾を出て行くこの潜水艦がそうなのだろうか。死んだのは若い隊員だった。

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 釣りの開始だ。生きたアジの尻尾に針を打ち、20mほど前方に投げた。「さぁ、釣れてくれ」・・・。釣りが億劫になっていたのに、今は胸が高鳴り、やる気満々なのだ。しばらくすると、フリーにしているリールから糸が出て行く。アジにアオリイカが食いついて逃げているのだ。息詰まるようなやり取りの末、無事タモに収まった。

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 釣れたアオリイカは500グラムほど。この時期にしてはまずまずの大きさである。2時間ほどで計4匹釣れたが、型は次第に小さくなった。そしてパタリと当たりが遠のいた。天気もいいし波も静かなので、クルージング気分で遠くのポイントを次々回った。しかし1匹も釣れなかった。

 また元のポイントにUターンし、アンカーを下ろした。すると、いきなり当たりがあり、続けさまに3匹釣れた。餌のアジが底をついたので、11時半ごろ帰港した。小型だが、釣果は7匹。開幕戦としては上々である。かつてのように、俄然やる気が出てきて、翌日も釣ることにした。

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 さて翌朝--。目覚めると屋根を叩く雨音である。普通ならやる気が失せる状況だが、不思議なことに「行くぞ!」と前向きだ。激しく降る雨の中、軽トラを走らせた。途中の漁港でアジを15匹買った。

 由良湾の漁港に着くと、幸い雨が止んだ。前日と同じポイントに向かうと、雲の切れ目から青空がのぞいていた。これなら午後も釣りが出来そうで、もっとたくさんアジを買っておくべきだったと後悔した。

 一投目はいつもワクワクするが、そんな暇もなくすぐに当たりが出た。この釣りは「ヤエン釣法」と呼ばれ、和歌山では古くから行われている。アオリイカがアジに抱くつき、少しずつ食べ始める。2、3分待つとイカは夢中になり、少し引かれてもアジを離さなくなる。

 しかしテンションがかかると、高圧の海水を噴射しながら逃げる。寄せては逃げるの繰り返しで、この一進一退がこの釣りの魅力なのだ。イカが近寄ればヤエンという掛け針を道糸に装着して海中に下ろして行く。

 竿を操作しながらヤエンを送り込み、イカを引っ掛ける。ここが腕の見せ所で、上手と下手では釣果に大きな差が出るのだ。ベテランになれば当たりの数に対して8割くらい取り込める。

 それにしても、この日はよく釣れた。6時半ごろから釣り始め、9時には餌のアジを使い切ってしまった。釣果は9匹。餌があればもっと釣れたと思う。後ろ髪を引かれる思いで漁港に帰った。

 よく釣れたのもうれしいが、それよりも釣りに一歩踏み出せたことがうれしかった。荷車を引く時、最初は重いが動き出せば軽くなる。これと同じで、これからは天気が良ければためらうことなく釣りに出かけるだろう・・・。

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   08:32 | Comment:6 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 niten [URL] #3Ajd2ocA
森に暮らすひまじん さま
お久し振りです。もやいロープを持って穂高に登った者ですが・・・。何か・・おなじ心境ですね~。なぜでしょう?私も同じような心境にナヤマサレテいます。少し前に・・イマジン奥様より背中を押していただくコメントを頂いたのですが・・ひまじんさまは大丈夫なんだ・・と思っていたのですがね~・・そうだったのか・・
私は年齢的には少しは若くて・・穂高に行くまではバリバリと毎日の予定をコナシテいたのですがね~。
最近少しポッカリが埋まってきています。たぶんこれは後遺症ですよ・・。やはり奥様に背中を押していただくといいかと思いますよ~・・
 2012.10.13 (土) 19:49 [Edit]
 ハカマ [URL] #-
良い釣果ですね。
そして、美味しそうなイカですね。
私は、イカ釣りには、なかなか足が向きません。
やはり、煙樹ヶ浜でカゴを投げている方が、性に合っているのかも知れませんね。
その煙樹ヶ浜にも、やっとアジ釣りのシーズンが到来したようです。
これからが楽しみです。
 2012.10.14 (日) 06:28 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   niten さんへ

 こんにちわ。森林セラピーでご活躍、ブログで拝見していますよ。忙しそうですから、ボートを出す暇がなさそうですね。鯛の大物を釣り上げたブログを楽しみにしていますよ。
 なーるほど、釣りの意欲を失ったのは、槍、穂高の後遺症ですね。それ、納得できます。これで、ブログが1本書けそうです。
 有難うございました。
 2012.10.14 (日) 17:26 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   ハカマさんへ

 チヌにトツカアジ、順調に釣れていますね。アジの刺身は美味しいですね。こちらは、自分で食べるより、イカに食べさせています。もっとも、刺身になるような大きなアジではありませんがね・・・。
 煙樹ヶ浜のアジ釣り、やってみたいですね。一度、ご教授をお願いします。
 2012.10.14 (日) 17:31 [Edit]
 亀丸 [URL] #-
近頃釣りの記事がめっきり減ったと思ったら、億劫になっていたんですね。
その気持ち分かりますが、まだまだ頑張っていただかないと・・・。
でも、また火がついたんですね?そうこなくっちゃ!!

15匹のアジで9杯も獲るなんて凄すぎますね。
こちらは低調です。
昨日も行って来たんですが、最初の1時間で5杯釣り上げて期待したのも束の間、その後はアタリが無く9時半に早々と納竿しました。
乗合船は例年通り釣れているみたいなんですが、何故か苦労しています。
師匠の釣果が羨ましいです!!
 2012.10.15 (月) 07:50 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   亀丸 さんへ

 この秋、イカ釣りは2回しか行っていないので、なんともいえないのですが、人の話を聞く限り、イカの数は多いようですね。これから型が良くなるので、11月以降が楽しみです。
 台風が過ぎればボートを出そうと思っています。アジを30匹くらい持って行けば、二桁も可能だと思います。1キロくらいが混じれば楽しいでしょうね。一度、船を由良に入れたらどうですか?
 2012.10.16 (火) 17:50 [Edit]






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