森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

水潮に苦戦したが・・・アオリイカ釣り

 私は、雷が結構好きな変人である。自然の不思議な現象に興味があり、興奮したりする訳ではない。雷好きだけあって、雷が鳴り出すとテレビやパソコンのコンセントを引っこ抜くなど安全対策は一応万全である。その上でじっくり、天を切り裂く稲妻を観察するのだ。

 それにしても、先日の雷は凄かった。わが「観察人生」五本の指に入る壮絶さだった。午前7時半ごろ、窓際に立って観察していると、目の前で太い火柱が落ちた。その瞬間、網膜がハレーションを起こし、何も見えなくなった。ほぼ同時に「ドドーン」の大音響。家が揺れ、窓ガラスが割れんばかりに振動した。

 ロフトで寝ていた女房は「ギャー、何よ」と叫びながら、階下へ下りてきた。それから2発、同じような雷が落ちた。わが家は標高800mにあるので、稲妻が目の前から下へ走る様子がよく分かるので迫力満点なのだ。ここ生石山の中腹では、電気が消え、テレビが壊れたという話も聞いた。お気の毒に・・・。

 回りくどい書き方だが、今回はアオリイカ釣りがテーマである。この雷の日を挟んで3日間、和歌山地方には激しい雨が降り続いたのだが、この雨で海水の塩分濃度がかなり薄まったはずである。イカは「水潮」になると活性が落ちるので日を置いて釣行すべきだが、我慢できなかった。

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 雷の3日後、由良湾にボートを出した。生きたアジでイカを誘うヤエンという釣り方だ。朝一番の好ジアイなのに、まったく当たりがなかった。2時間が経った頃、出会いがしらのように1匹釣れた。しかし後が続かず、別のポイントに移動した。しばらくするとそこそこ大きいイカが掛かった。ここもそれっきり当たりがなく、三度の場所移動だ。

 次のポイントは漁港に近く、海底は岩の漁礁になっている。ここでも当たりがない上、腹も減ってきた。帰港しようと、アンカーロープを引いたところビクともしない。エンジンを吹かせて引っ張っても駄目だ。アンカーに直結しているチェーンが岩の間に食い込んだのだろう。万策尽き、ロープを切断するしかなくなった。

 すると、こちらに漁船が向かって来るではないか。懇意にしている漁師が、悪戦苦闘する私の様子を見ていて、助けに来てくれたのだ。強力なエンジンを積む漁船だから、一発でアンカーが外れた。あぁ、助かった・・・。

 この日の釣果は2匹だけ。やはり水潮の影響だろう。ボートを漁港に係留し、翌日、リベンジすることにした。

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 次の日も好天に恵まれ、波も静かだ。しかし最初のポイントは当たりがまったくなく、次のポイントに移動した。そこから300メートルほど湾奥に潜水艦が停泊していた。クレーンの付いた船が横付けされており、どうやら荷物を積んでいるようだ。

 イカの当たりもないので、その様子をぼんやり眺めていた。荷物を積む作業が終わると、次はランチャーのような船が横付けされ、乗組員が整列する中、数人の自衛官が潜水艦に乗り移った。彼らは艦長などのエライさんだろう。

 幹部を乗せると、潜水艦は後方から「プシュー」という音とともに水煙を上げ、動き出した。その間の動作は、巨体の割には俊敏だった。大量の荷物を積んだところを見ると、長い航海なのだろう。ひょっとして、尖閣周辺に潜るのかもしれない。

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 潜水艦を眺めている間にも当たりがない。もう帰ろうかと迷っている時、由良で暮らす古老の話を思い出した。「昔からイカが溜まる浜がある」・・・。そこは小さな小石の浜になっており、何度も通りかかったことがあるが、どう見ても釣れそうにない。古老には悪いが、そこで竿を出すことはなかった。

 しかしこのままでは釣果ゼロである。藁をもすがる思いでそのポイントに移動した。結論はよく釣れたのだ。1時間に5匹の釣果。失敗したが、これ以外に2回当たりがあった。古老の話が本当だったのか。たまたまジアイだったのか・・・。手のひらを返すようだが、古老の知識に敬意を表したいと思った。

 釣りが佳境に入った時、強風で帽子が飛ばされた。気に入っていた帽子なので、追っかて回収することにした。波に翻弄されて苦労したが、どうにか手元に帰ってきた。波も高くなってきたので、ここが引き際だろう。帰港の途中、新しいポイントの発見に思わずニンマリした。誰にも教えないぞ・・・。

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   08:01 | Comment:4 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 ichigomakaron47 [URL] #ZBwuyhXk
今日は。
いつもちょくちょく覗かせて頂いているのですが、コメントは久しぶりです。

イカ、素人でもあんなに釣れるものなのですね。感心しました。やはり、先人の知恵や知識と言う物は馬鹿にできないと思いますね。

お刺身にして良し、焼いて良し、今夜は色々楽しめますね。
お久しぶりです 2012.10.27 (土) 16:05 [Edit]
 亀丸 [URL] #-
ichigomakaron47様
師匠は素人ではありませんぞ!!
腕前はプロ級なんです!!

思わぬ発見で大収穫でしたね。
意地悪言わずにポイントを教えてください!!(笑)

こちらは非常に苦労しています。
この前なんて、長潮とアオリに向かない潮だったとはいえ、タチウオ釣りに変更しました。
こちらは12匹とそこそこ釣れましたが・・・。(ライオン丸は24匹。トホホ・・・。)

連戦で奮闘する師匠の記事に安心しました。
勉強させていただきます!!
 2012.10.27 (土) 22:43 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   ichigomakaron47 さんへ

 今晩は。コメント、有難うございます。
アオリイカは甘くておいしいですよ。
やはり刺身が一番でしょうね。
冷凍保存しても味は変わらず、釣ってはせっせと保存しています。
山の暮らしで、新鮮なイカが食べられますから贅沢です。お裾分けしたいくらいです。
 2012.10.28 (日) 17:47 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   亀丸 さんへ

 フォローしていただき、涙が出ます。
有難うございます。
でも、まだまだ修行中の身ですから・・・
 アオリが空振りでも、太刀魚が12匹、はたまた24匹とはうらやましい。
 刺身、フライが最高ですね。
先日、御坊で太刀魚釣りを見学していたら、真昼なのにバンバン釣れるので、びっくりしました。
 今週もイカ釣りに行こうか、考えています。
これからですもんね。型も大きくなるし。
お互い、頑張りましょう。
 2012.10.28 (日) 18:00 [Edit]






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