森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

カレンダーがもらえない・・・

vcm_s_kf_repr_351x468_20121211140500.jpg

 年の瀬を迎え、侘しいことが一つある。カレンダーがないのだ。例えば昨年は、年末ぎりぎりまで1枚のカレンダーもなかった。ここ生石高原で暮らす仲間が、元勤めていた会社のカレンダーをくれたので、何とか新年に間に合ったという具合である。

 現役で働いていたころは、会社に様々な企業からカレンダーが持ち込まれ、社員はより取り見取りで持ち帰った。カメラメーカーのカレンダーなどは豪華で美しく、部屋のインテリアとしても使えた。女房は、ゴミ出しなどのスケジュールを書き込めるカレンダーを欲しがり、持って帰った。

 給料は振り込みだったので銀行との付き合いもあり、うるさいくらいカレンダーをくれた。ヤクルトのお姉さんもくれた。使わないで捨てるカレンダーがいくつもあり、もったいないと思った。しかも当時のカレンダーの多くは上質紙が使われており、伐採されるパルプ材のことを考えると、心がチクリ痛んだ。

 しかし今はどうだ。退職後に和歌山の山奥に移住したため、銀行や町の商店とも付き合いがなくなり、カレンダーをもらえなくなった。今は年金が振り込まれる郵便局と最も懇意にしているが、カレンダーではなくティシュペーパーしかくれないのだ。

 もう12月中旬というのに、カレンダーをくれたのは持病の薬をもらっている薬局だけだ。しかし、虫眼鏡で見ないと読めないほどの小型版なのだ。数年前までは地元の車の修理工場からもらっていたが、経費節減で配らなくなった。「最近の車は故障しないので、業界はジリ貧だ」という。カレンダーからも世相が見える。

 私が現役の頃、立派な役職についていた先輩から、年末になると時々こんな電話がかかってきた。「会社のカレンダーと手帳を送ってくれんかなあ。総務部に言っといてよ」・・・。その度に少し悲しくなったものだが、今は先輩の気持ちがいくらか分かる。私だって会社に頼めばカレンダーを送ってくれるだろうが、それを言う勇気はない。

 今年は、予約販売のカレンダーを買った。それが先日届いた。買ったのは「2013・日本アルプスカレンダー」(1800円)である。今年8月、槍ヶ岳に登った時、泊まった山荘で売られていた。どうせ今年もカレンダーをもらえないし、記念にもなるので予約しておいたのだ。

 それは北アルプスの四季を描いた美しいカレンダーである。どこかの商店で、「これ、もらえるかなあ」と卑屈な笑いを浮かべて持ち帰ったものじゃない。ちゃんとお金を払った。たかがカレンダーかもしれないが、私にとってささやかな贅沢である・・・。

vcm_s_kf_repr_351x468_20121211140542.jpg
スポンサーサイト
   14:15 | Comment:0 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/792-6ab91b6b
 
 
カレンダー
 
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR