森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

山暮らし再開へ・・・ヤマガラが迎えてくれた


 日差しや風に、ふっと春を感じる。先日には九州から桜の便りが届いた。今年の開花は例年に比べて早いと言う。東大寺二月堂のお水取り、そのクライマックスのお松明も済み、いよいよ春の到来である。

 今年の冬は5年ぶりに大津の自宅で過ごした。普段暮らしてる和歌山の山小屋は標高800m余りの山間にあり、ひどく寒い。痩せ我慢をするような年齢でもなく、冬の間だけ大津に逃げ帰っていたのだ。

 そろそろ山小屋暮らしを再開しようと思い、先日、その準備のため一度山小屋に上がってみた。窓やガラス戸を開け、空気を入れ替えた。水道の元栓を開けると、水が勢いよく出てきてひと安心だ。

 翌朝、ウッドデッキに出て口笛を吹き続けた。するとヤマガラ2羽が一目散、北側の森から飛んできた。デッキの手すりに止まってキョロキョロしながら私を見ている。「久し振りだなぁ」・・・。

 ヤマガラはヒマワリの種を載せた私の手に、ためらうことなく飛び乗った。山小屋を離れて80日余りになるが、ちゃんと覚えていてくれたのだ。毎日決まって餌をくれた山小屋の夫婦。年の瀬に突然いなくなり、戸惑っていたかもしれない。

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 どれも同じように見えるヤマガラだが、この2羽は間違いなく私たち夫婦の「友人」である。餌を催促するとき、必ずデッキに置いているベンチの特定の位置に乗り、室内をうかがう。その仕草にも特徴があるのだ。

 3月に入ると、ヤマガラやシジュウガラは巣作りを始める。わが山小屋の巣箱にも毎年カップルが飛来し、せっせと巣作りに励む。巣箱は秋にいったん取り外し、中を掃除することにしているのだが、今年は取り付けるのをすっかり忘れていた。早く取り付けなければならない。

 早速、山小屋裏の木に巣箱二つをくくりつけた。蛇が巣を狙うので、高さは3m以上、木も太い方がいいと思う。お昼を食べていると、「チー、チキチキチキ」という鳴き声が聞こえた。ヤマガラは普通「ピー、ピー」と鳴くけれど、「チキチキ」は恋の合図だろう。

 カメラを持って外に出てみると、何と、もうヤマガラが巣箱の穴に止まり、中を見ているではないか。もう一つの巣箱の木にも一羽が止まっている。「待っていてくれたのか・・・」。それは、小さな感動だった。

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     ↓ 杉の小枝にヤマガラ(左)が止まり、巣箱の様子を見ている

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     ↓ 巣箱に止まった

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     ↓ 巣箱の穴に止まり、中を見ている

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     ↓ ついに、巣箱に入った

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 キノコの菌を接種するのも懸案の作業である。接種するホダ木は例年より少なく、シイタケ、ナメコ合わせて20本だ。裏の杉林には、発生期を迎えているホダ木が何百本もあり、たくさん作る必要がない。

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 「トン、トン、トン」。北島三郎の歌「与作」ではないが、こんな歌を口ずさみながら木槌でキノコ菌の駒を打ち込んでいく。「トン、トン、トン」の音が響けば、わが山小屋の春なのだ。うきうきしながら、木槌を振るう。

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 しかし、自然はそう甘くない。翌朝、外を見ると雪が降っていた。気温はマイナス3度。三寒四温とはよく言ったものだ。花冷えという言葉もある。人間の期待通りに、すんなりと春は来てくれない・・・。

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   07:51 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 チェロ子 [URL] #BH6855UQ
素敵ですね!憧れます。

うちでも庭の手入れをしていると必ずヤマガラがやってきて私が掘った土の当たりで食べ物を探しているようです。いつも同じヤマガラである気がしますが、どうなんでしょうね。
ヒマワリの種を買ってこようと思ってます。
 2013.03.19 (火) 22:06 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
    チェロ子 さんへ

 いつもコメント、有難うございます。
昨日、山小屋に帰って来ました。
パソコンを山小屋に置いたままだったので、返信が遅れました。申し訳ありません。
庭にヤマガラが来るとのことですね。
それなら、ヒマワリの種を置いておけば、食べに来ると思います。
やがて、手の上に乗ると思いますよ。
お互い、野鳥との交流を深めたいですね。
私たちは、山の暮らしを再開させました。
 2013.03.23 (土) 12:42 [Edit]






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