会心の釣り・・・アオリイカの大物4杯

 凪の由良湾が朝日を浴びて光っている。ゴムボートを浮かべ、アオリイカ釣りの竿を出して1時間ほどが過ぎた。針には、餌となる20センチほどの大きな活きアジを付け、泳がせてある。

 遠くの景色を見ながら、数分の間、ボーっとしていた。竿先に目を戻すと、糸が緩んでいる。リールを回して餌を回収すると、軽い。何と、アジが食べられ、尻尾だけがぶら下がっている。短時間の間に大きなアジを食べ尽くすのだから、相当大きなアオリイカが潜んでいると見て間違いない。

 餌を付け替え、同じ場所に投げる。すると、竿先が曲がり、ジリッ、ジリッとリールから糸が出て行く。よし、イカが乗った。イカがアジを食べるのに夢中になるまで、そのままにしておく。3分経過。これだけ待てば多少引っ張ってもアジを離さない。

 少し引いてみると、グイーンと糸を引き出して逃げる。この繰り返しで、まさに一進一退だ。手応えからかなりの大物だろう。少し早いと思ったが、ヤエンという掛け針を道糸に装着し、海中に送った。焦らず、ゆっくり、慎重に。これがイカ釣りの基本だ。

 やがて、イカが一気に走った。ヤエンがイカの下部に潜り込み、針がイカを捕らえたのだ。竿をのされたため、糸を出したところ、バッククラッシュしてしまった。糸を元に戻す余裕はない。リールを巻けないので、手で糸を引っ張って寄せるが、何回も潜られる。

 何分くらい経ったのだろう。海中に黄色い巨体が見えた。猛烈に墨を吐いている。やっとの思いで寄せたら、また潜られた。竿を持つ手が痛い。玉網の届く距離まで寄せたが、大き過ぎて網の枠に当たり、なかなかすくえないのだ。最後はヤエンを手に持ち、ぶら下げるようにして網に落とし込んだ。

vcm_s_kf_repr_468x351_20130509162833.jpg

 釣れたのは午前7時15分。後で計ったら胴長46センチ、ジャスト3キロだった。クーラーからはみ出すので、胴体を曲げて入れた。女房に電話してイカとの激闘を報告すると、「はよ、帰っといで」と言う。半分その気になったが、餌のアジが何匹も残っているので、しばらく続けることにした。

 次のドラマは9時50分ごろだ。物凄い勢いで走られ、寄せるのにかなりの時間を要して冷や冷やした。ヤエンを入れたが、イカまでの距離が長いので、ヤエンが途中でブランコのようになり、なかなか前に進まない。取り込むことを半ば諦めかけたが、辛抱強く寄せた甲斐あって、ともかく玉網に納めることが出来た。

vcm_s_kf_repr_351x468_20130509162930.jpg

 これもほぼ3キロあり、このクラスのイカとのやり取りは、格闘技と言ってもよい。闘い終えると、肩で息するほど疲れる。これでやめればいいのに、欲が出る。それから15分後、今度は2・5キロほどのサイズが釣れた。クーラーに押し込んだが、もうこれ以上は入らない。

 これが潮時である。正直そう思って帰り支度を始めた。しかし、そこが私のスケベなところで、一応アジを付けて竿を出しておいた。これにイカが乗ったのだ。四度目の格闘の開始である。くどくど書かないが、一進一退を繰り返し、3キロ弱のイカを釣った。

 クーラーが満杯だから、イカはアジを活かしておくバケツに押し込み、午前11時過ぎ、漁港に帰った。岸壁でイカ釣りをしたいた人に余ったアジを差し上げた。私の釣果を見て、「なんじゃこれ」とびっくりしていた。それを聞いて、私の鼻の穴が広がった・・・。

vcm_s_kf_repr_351x468_20130509163015.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20130509163052.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20130509163138.jpg
スポンサーサイト

コメント

お見事!!

お久しぶりです

当方、ヤエンをしませんので詳しくは分かりませんが、ゴッツイ釣果ですね!!

そろそろ南部当りの地磯に行くシーズンが近付きました
釣果があるときですが、何を目印に訪ねればよいでしょうか?
釣果無ければ、そのまま帰りますが(笑)

   タマモクロス さんへ

 これだけの大物を4杯ゲットするのは、初めてです。
アオリイカの青い目を見つめていたら、これ以上殺生してはいけないと思いました。でも、また行きますがね・・・。
 タマモクロスさんのブログからメールに入り、メールを送信しておきました。読んで下さい。

すごい!!!!

これはすごいですね。人の釣果で3キロというのを何回か見たことがありますが、地球上の生物ではないと思いました。それが4ハイとは・・・。
当分海の幸には困りませんね。
山で食べる海の幸というのはまた格別なんでしょうね。

今日は生石山に行ってきました。
奥さんのおっしゃるとおり、料亭サイズみたいなワラビが採れました。
でも、コシアブラはなかなか難敵です。まったく見つけることができませんでした。
山ウドは人の採ったあとは見つけることができましたが、オリジナルの株を見つけることはできませんでした。山菜マイスターへの道はすこぶる険しいです。

す、すごい!!

アオリイカの強烈な引きを知る者としては、未知の大物の引きを想像しただけで鳥肌が立ちます。
とんでもないパワーだったでしょう。

堤防の釣人が驚くのはもっともですが、鼻の穴を広げるひまじんさんを想像して笑ってしまいました♪

イレグイ号 さんへ

 来られていたのですね。
そんな予感もしましたが、当日は女房とガシラ釣りに出かけました。釣果は少し物足りませんでしたが・・・。
 写真を拝見しましたが、たくさんの収穫がありましたね。山ウドはもう遅かったようですね。
でも、山蕗はおいしいですよ。来られるなら、ワラビの秘密の場所をお教えしたのですが。シーズンはまだまだですよ。

   亀丸さんへ

 自分で言うのも何ですが、重量感があるでしょう?
玉網に入れるまで大変でした。
 いつもリールに巻いている1・5号の糸を、この日は2・5号に巻き替えて釣行しました。予感が当たりました。1・5号だと、切れていたかもしれません。

重量感あるどころか、こりゃモンスターですよ!!
まるで、別の生き物のよう…。



大物アオリイカの手応え、想像も尽きません!一度アオリイカ釣りもやってみたいものです。 ところで、明日和歌山に行こうと思っています。また、連絡いたします。宜しくお願いします。

すごいですね

ひまじんさん、お久しぶりです。
それにしても、大物ばかりすごい釣果ですね。
さぞ、鼻が高かったことでしょう。
私も少し落ち着いて来たので、イサキ釣りに行こうと思っています。
貴殿のツキを少し頂いて、大漁を祈願します。

遊び人 さんへ

 生石山もやっと暖かくなってきました。
ワラビ採りの人たちは相変わらず多いです。
これからは山蕗です。
暇な時にお出でください。

   ハカマさんへ

 奥さんの入院、ピロ君の不幸、色々と大変ですね。
釣りに行って、少しは気分を晴らしてみて下さい。
やはり、麦秋のイサギでしょうね。
この前、漁師からもらったイサギは絶品でした。
私も行きたいのですが、どうも最近は波が高い日が多く、やきもきする日々です。
非公開コメント

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

ブログ内検索

全記事表示リンク

訪問者数

ランキング参加中!

PR

PR

PR