森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

嫉妬と羨望が渦巻く女のガシラ釣り・・・

 ゴムボートの船長、大忙しである・・・。

 先日、当ブログに「来週あたり、ガシラ釣りはいかがでしょうか」という誘いのコメントが寄せられた。ここ生石山の中腹に畑付きの民家を購入、兵庫県から隔週くらいで通いながら田舎暮らしをしているKさんからである。

 Kさんによると、関西にいる叔母さんが初めて生石山の家へ遊びに来るという。叔母さんはお姉さんのように親しんできた人で、是非、美味しいガシラを食べさせてやりたいと言う。そんなKさんの心遣いを知れば、もちろん応援したくなるのは人情である。

 一方、女房には友達のFさんから電話が入り、ブログでよく見かけるガシラ釣りがしたいので、山小屋を訪問したいと言ってきた。ゴムボートを漁港に係留しておいて2日連続でボートを出すことにし、日程を調整した。

 さて、Kさんとの釣行はべた凪で快晴の良い日和。今回は私の幸先がよく、いきなり3連続でいい型のガシラを釣り上げた。その後も順調に釣れ続け、この日の釣果は18匹だった。

 Kさんも刺身に出来そうな大型を含め、叔母さんにガシラのフルコースを食べさせても有り余るほどの大漁だった。船長として責任を果たすことができ、やれやれである。

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 翌日は、女房とFさんの女二人をボートに乗せ、前日と同じ由良湾で釣りをすることになった。この日も釣り日和だ。ただ、厄介なことにFさんは人生初めての魚釣りである。その上、釣りを甘く見ていて、竿を出せばたちどころに魚が釣れると思っている。素人はこれだから困るのだが・・・。

 ボートの前に女二人が横並びに座り、女房がリールの使い方、魚の当たりの取り方など一通りのことを教えた。私も色々とアドバイスしたが、内心、1匹釣れればいいだろうと思っていた。ところが釣り開始早々、Fさんが「ぎゃー、重い、重い」と叫び声を上げた。何と竿を大きく曲げ、ガシラを釣り上げてしまったのだ。

 初体験なのに誰よりも先に魚を釣り、これぞビギナーズラックである。女房は「スゴーイ、良かったね」と声をかけ、友達の快挙を喜び合った。ところがまたFさんが釣ってしまった。女房は「素質があるんだわ、きっと」と言いながらも、どこかトゲがあり、羨望と嫉妬の響きもある。

 その時点で私も女房も釣れていないが、ただ相手はズブの素人、そのうちに追いつくだろうと見くびっていた。しかし3匹目もまたまたFさんである。女房は「あら、いややわー、また釣れたん?」と言い、素直に喜べないような口ぶりである。一日の長がある女房にとっては、いくら友達でも穏やかではなかろう。

 しかし、次は女房の逆襲だ。女房の竿が海に突き刺さっており、やがて大きなガシラが浮いてきた。タモですくってやったが、これは今シーズンで一番の大型ガシラだった。その後は女房に釣れ続け、Fさんは「どうして私に釣れないのよ」とすねている。

 「男は黙って釣る」・・・。私は開高健を気取り、ニヤニヤしながら釣果を着実に増やしていった。彼女たちは、どちらが釣ってもにぎやかである。餌を付け替えるためリールを巻くと、「えっ、釣れたん?」とけん制し合っている。

 結局、一番多く釣った人は言うまでもないが、次は女房、初体験のFさんも大いに健闘した。釣果はガシラ34匹、大きなベラが6匹の計40匹で、クーラーがほぼ満杯。広い由良湾で、シーアンカーを使って流しながら釣るのだが、どこを流すかは船長の経験と勘である。2日間ともそこそこの釣果があったから、まずは合格点だろう。

 Fさんは、タイのチェンマイから一時帰国して釣りに来ていたのだが、美味しい魚も食べ、いい思い出になったようだ。「釣りって面白いねぇ。また来たい」と言い残し、ガシラの土産を手に帰って行った。

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   08:24 | Comment:4 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 遊び人 [URL] #-
先日、ガシラ釣りの同行有難う御座いました、おかげで叔母に釣ったガシラ、刺身・揚げ物・味噌汁と夕食に「美味しい、美味しい」と連呼していました。    三泊四日、山の中腹に過ごした叔母は、雄大な山の景色・夜明けと共に始まる鳥達のさえずりと自然の中で
過ごし大いに感激して「ここを思い切って買って良かったね!」と帰って行きました。
 2013.06.12 (水) 22:14 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
    遊び人 さんへ

 ガシラ釣り、お疲れさまでした。
叔母さんにご馳走でき、よかったですね。
「おいしい」と言ってもらえて、同行した私もうれしくなります。
 生石で静養しにまた来られたらいいですね。
その時はおいしい魚を釣りに行きましょう。
 2013.06.14 (金) 18:30 [Edit]
 イレグイ号 [URL] #-
う~ん、確かに奥さんには釣りの素質があるような・・・。

私も開高健を師と仰ぐひとりです。
腕時計は師が晩年に身につけていた物と同じものを愛用しています。また、息子の名前はそのままいただいて健といいます!
著作はどうでしょう・・、100冊近くはあるのではないかと思います。
 2013.06.16 (日) 23:43 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   イレグイ号 さんへ

 腕時計といい、息子さんの名前といい、本格的な開高健ファンですね。凄いです。
 私もファンの端くれですが、ちょいとかじった程度です。京都で開かれた愛用釣り道具の展示会に行ったことがあり、道具のゴツサにびっくりしました。オーパに出てくる道具ですね。
 釣り好きと話す時は両手を縛っておけ・・・。名言ですね。
 2013.06.17 (月) 18:49 [Edit]






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