森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

鈍足夫婦の北アルプス縦走・・・1日目

 われら「鈍足夫婦」は、信州・中房温泉の登山口から北アルプス縦走の第一歩を踏み出した。急登で知られる合戦尾根を経て燕岳に登り、そこから5日間かけて北アルプス表銀座-東鎌尾根-槍が岳-西鎌尾根を歩く計画だ。

 この縦走は、われらの脚力からするとかなりハードだ。夫婦の年齢を併せると約130歳。厚労省認定の「実年」である。バリバリの実年も少なくないが、われらはそんな立派な登山者じゃない。だから鈍足であり、登山道で抜かれることがあっても、抜くことはない。亀さんのように、一歩一歩を安全に歩くのが信条だ。

 午前6時半、大粒の雨が降りしきる中、合戦尾根に取り付く。燕岳は百名山ではないが、人気の山だ。カッパで身を固めた大勢の人たちが次々と登って行く。「亀さんのように、ゆっくりだよ」。私より多少健脚の女房に釘を刺しておく。

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 40分ほどかけて第一ベンチに到着した。普通に歩いて30分という。やはり鈍足かぁ・・・。

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 第一ベンチの近くに水場があり、水を汲みに下りると、ダケカンバが倒れていた。湧水は冷たく、手がちぎれそう。

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 第二、第三ベンチを通過し、合戦小屋が近付いてきた。合戦尾根は、ブナ立尾根、笠新道と並ぶ北アルプスの三大急登だ。汗が噴き出し、肩で息をする。「合戦小屋まであと5分」の看板が現れた。やれやれ。

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 合戦小屋の名物はスイカ。一切れ800円。二つに切ってもらい、女房と分けた。つましい・・・。(スイカを買っている女性は他人です)

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 尾根の上に、今夜泊まる燕山荘が見えてきた。普通の山小屋らしくない西洋風の瀟洒な建物だ。

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 ふっー、やっと到着。標高2763mの燕岳がそびえている。すっかり雨も上がり、ラッキーだ。花崗岩の奇岩があちこちに見える。

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 燕岳は、高山植物の女王と呼ばれるコマクサの群生地だ。女王様にケチを付ける訳ではないが、私には若づくりのセレブたちが女子会を開いているように見える。すんません。

 乾燥した砂礫地に群生するコマクサは、水分を吸い上げるため根が数十センチもの長さ。人からの受け売りです。

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 バーナーでお湯を沸かし、前夜コンビニで買ったおにぎり、カップ麺で早目の昼食。食後はコーヒー。寒いので体が暖まる。

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 さぁ、あの山頂を目指そう。1時間余りで登れる。まずは「イルカ岩」、その右に槍が岳が見える。天を衝く奇岩、眼鏡の形をした岩。頂上では登頂のガッツポーズ。

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 夕食前、雷鳥の子供2羽が姿を現した。草むらを駈けたり、石垣を登ったり。しまいには人の通る階段で遊ぶやんちゃぶりだ。親鳥は見えず、放任主義の家族みたい。

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 登山者が一番泊まりたい山小屋に選ばれたのがこの燕山荘。中はこんな具合。ベッドはどこも同じの蚕棚だ。個室もあるが、フトコロ事情の寂しいわれらには縁がない。大正10年の創設で、歴史を感じさせる何かがある。

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 これが夕食。山小屋にしてはかなり豪華だ。デザートも付いている。食後は燕山荘社長のホルン演奏と山の講話で、お客は有難く拝聴する。「ブォーン」という牧歌的な音が流れ、アルプス気分を味わう。ただ素養のない私には、演奏が上手かどうか判別できなかった。

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 明日の好天を約束してくれるような夕焼け。北アルプス表銀座、喜作新道からの絶景を楽しめるだろう。

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                                      (続く)









 
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