イノシシ徘徊、わが家に接近・・・

 日が落ち、薄暗くなった生石山の林道を軽トラで走っていた。この道は自宅への近道で、車1台がやっと通れる細い道である。すると前方の道路脇で、イノシシ3匹が地面に顔を突っ込み、何やらごそごそしていた。

 イノシシは車のヘッドライトにも知らん顔で、土を掘るのに夢中になっている。ライトをパッシングしても動かない。何回もクラクションを鳴らすと、やっと森の中に入って行った。はなはだ横柄な奴である。

 林道を抜け、少し広い道を走っていると、今度は道の真ん中に大きなイノシシが立っていた。体調は1メートルほどもある大きさだ。丸々と太り、茶色の毛はつやつやしている。しばらく車を止めて睨み合っていたが、ライトに照らされた小さな目は不敵に光っていた。私を一瞥するように、悠々と木立の中へ消えた。

 そこから100メートルほど走ると、またもイノシシと遭遇した。これも巨体で、左から右へ道を横切り、もう少しでぶつかりそうになった。最初の場所から500メートルほどの間に3回も遭遇したのだ。一体、私たちが暮らす生石山にどれほどのイノシシが生息しているのだろう。

 この日の数日前、仲間のPから電話があった。「毎晩、犬が吼えて眠れないよ」と言う。彼は犬3匹と暮らしており、夜は家の中に入れているが、イノシシの気配を察知して吼え続けるらしい。Pは相当頭にきていて、「知り合いに檻を借りてきて、生け捕りにしてやる」と息巻いていた。

 そんなこともあってイノシシの出没に警戒していたのだが、ついにわが家にも接近してきた。先日の雨が降る朝、畑を見に行っていた女房が家に入ってきて、「ちょっと見てみてよ」と息をはずませている。

 女房の後についていくと、家の横手にある畑の周囲が掘り返されていた。畑は網で囲っているので中には入っていなかったが、石をひっくり返し、穴を掘り、やりたい放題である。雨が降って土が軟らかくなり、牙で掘り返してミミズを食べているのだと思う。11月に入れば自然薯が食べごろになり、これを狙って大きな穴を掘るに違いない。

 この夏の初めごろ、車で山を下っていると、中腹に10人ほどの猟友会の人たちがいた。話を聞くと、イノシシに地籍調査の係員2人が襲われ、農作物の被害も多いため、鉄砲で駆除を始めたのだと言う。

 しかし、鉄砲や猟犬に追われたイノシシは、われらが暮らす生石山に上がってくるのだ。しかも頂上付近は和歌山県立自然公園で鳥獣保護区であり、手が出せない。言ってみれば、イノシシの楽園である。

 イノシシはわが家からわずか数メートルの所を徘徊しているのだ。夜、うかうか立ち小便など出来ない・・・。

vcm_s_kf_repr_468x351_20131025102431fe7.jpg

vcm_s_kf_repr_351x468_201310251037172ef.jpg



スポンサーサイト

コメント

次から次ですね。

マムシの次はイノシシですか!
次は熊かもしれませんね。
十分気をつけてください。
私も気をつけます。

大荒れ!!

こんばんは
山の暮らしは思わぬ出会いが有って良いものですが猪にはかないませんね!
うたた寝Cafeでも電気の柵で囲っているところ以外は畑も山もくまなく掘り返して歩く感じです。こちらの道路脇もきれめなく穴が…。
車での走行は特に注意が必要のようです、体当たりされたりぶつけてウン十万の修理代を払ったとよく話題に。
十分にご注意あれ!!

     エコ夫婦 ご主人さんへ

 イノシシはでかかったですよ。
あんな巨体に襲われればたまらんです。
わが家の家の前を歩いているのですよ。
エコさんも夜は出歩かないよう。

   Cafeの宿六 さんへ

 今日の雨は彼女の涙雨か!・・・
うーん、胸が痛みますね。
去年の長良川、彼女は何も言わなかったし、
素振りもしなかった。
賢明な女性だった。
だから余計に悲しい。
 もうイノシシどころじゃないよ。

画像を見て、畑がやられてしまったと思いました。
無事でよかったです。
手塩にかけた作物が収穫前にかすめ取られたら悔やむに悔やまれませんよね。
非公開コメント

カレンダー

03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

月別アーカイブ

ブログ内検索

全記事表示リンク

訪問者数

ランキング参加中!

PR

PR

PR