悪天の前に・・・イカとガシラ

 「来週は冬型の気圧配置になり、荒れ模様になる」。天気予報が、そう繰り返している。「それ、今がチャンス!」・・・。釣りのボートを積み、紀伊水道に面した由良湾へ向かった。

 連チャンで釣りをすることにし、1日目は私だけ、2日目は女房が同行することになった。私一人だけの釣りなら、ラジオでも聞きながら、のんびりアオリイカを狙おう。

 ボートの準備をしていると、漁港の近くで暮らす知り合いがボートに乗って帰って来た。手を頭にかざし、くるくる回している。ボウズの合図だ。彼によると、暗いうちに海に出てイカを狙ったが、まったく当たりがなかったと言う。

 悪い予感はしたが、ともかくべた凪の海を走り、ポイントをめざした。ここは、長い岩礁地帯で、ボートから海底が丸見えのとても浅い場所である。必ず釣れるという確信めいたものがあり、生きたアジを泳がせながら胸を躍らせる。

 しかし、半時間経ったがイカの気配が感じられない。「気配」とは、つかみどころのない言葉だが、釣り人にとっては結構重要な感覚なのだ。要するに「ピンと来る」という感じで、それが当たることの方が多いように思う。

 その「気配」にこだわり、40分で早々とこの場所を諦め、潮が淀んでいるような小さな湾にアンカーを下ろした。ここが大当たりだった。面白くもない実況中継はやめておくが、2杯目のイカは1・5号の糸が切れそうなほど引いた。この秋最大の1キロを軽く超す大物だった。計4杯釣れ、明日に備えて昼前に帰港した。

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 2日目は女房がボートに乗り込んだ。「たくさん釣って家計の足しにしたい」・・・。女房の口癖である。

 この日はまったくの無風。波はなく、海は油を流したようだ。釣りは多少波気があった方がいいのだ。また「気配」にこだわるが、釣れるような気配を感じなかった。ところろが、女房は第1投目から特大のガシラを釣り上げた。偉そうに「気配」の御託を並べたが、まぁ、私の勘はこの程度である。

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 その後、ガシラやベラがボチボチ釣れるくらいで、釣果が上がらない。天気もいいし、波もなく、クルージング気分で沖の島を目指した。島を一周しながら竿を出したが、女房が1匹釣っただけだ。土曜日とあって、島の磯には多くの釣り人がいたが、ほとんどが暇そうにしていた。

 再び元の場所に引き返した。この夏ごろ、岸から100メートルほど離れた所に、ドラム缶ほどの黄色いブイが設置された。海底は起伏に富んでおり、最近はこのブイの周辺でガシラ釣りをすることが多い。ここにボートを止め、再チャレンジしたが、まったく当たりがない。

 しばらくすると、若い男女10数人を乗せた漁船がやって来て、あの黄色いブイに係留した。やがて男女は空気ボンベを背負い、次々と海に飛び込んで潜った。どうやら、ダイビング教室の一団らしい。黄色いブイはダイビングのために設置されていたのだ。

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 ダイビングするほどだから、あたりの海中には魚がたくさんいて、透明度もあるのだろう。ダイバーが泡を吐き出しながら海中を徘徊すれば魚は逃げてしまうだろう。これを潮に納竿することにした。

 釣果はいつもより少なく、ガシラ8匹、ベラ7匹、計15匹だった。まぁ、多少は家計の足しになった・・・。

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