森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

食品偽装・・・味覚の堕落?

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 案の定、薪作りで腰を痛めてしまい、午後からの作業を休んだ。一抱えもある大木をチェンソーで倒すのは私の役目で、中腰で切り込みを入れる作業は腰に負担がかかる。4日連続の作業で疲労がたまっていたのか、玉切りした丸太を持ち上げたところ、腰がギクッときた。

 鈍痛がする。座ったり、立ったりする時、思わず「痛っ、たたた」とうめき声上げてしまう。見かねた女房が「温泉で腰を暖めた方がいい」と言うので、早速、車で半時間ほどの清水温泉に向かった。

 丁度いい湯加減で、お客は珍しく私一人だけだった。誰に遠慮もいらないので、湯船のへりにタオルを敷き、その上に顎を乗せてそっくり返るようにして浸かった。この姿勢だと最初は腰が痛いが、そのうち気持ち良くなる。

 女房との約束の時間になったので、一旦風呂を上がった。休憩室の畳の上で30分ほど寝そべった後、再び湯船へ。じっくり湯に浸かり、足や腰を伸ばした。わが家の狭い風呂ではこうはいかない。鈍痛が少しやわらいだように思う。

 温泉の前に、レストランと地元産品を売る店があり、覗いてみた。懐かしいカヤの実が売られていた。50個くらい入っていて210円だ。ちなみに最高級品の将棋盤、碁盤はカヤの木で作られており、近年は乱伐されて少なくなったと聞く。だからカヤの実も珍しくなった。

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 私の小さい頃、父親は知人からしばしばカヤの実をもらってきた。この人は、私たちの集落よりもっと奥に住んでいて、カヤの大木があったのだと思う。木の実は、両側が金網になっている器具でこんがりと煎った。

 火鉢の縁に実を置き、太めの鉄火箸でコンと叩けば、殻が簡単に割れた。独特の苦みがあり、じわっと脂が滲み出て、落花生に似ていた。何と美味しかったのだろう。

 あの味が懐かしく、カヤの実が売られていると必ず買った。しかし、その度に裏切られた。もっと美味しかったのに、それほどでもないのだ。今は美味しい物などいくらでもあり、もはやあの程度の美味しさに感動しなくなっているのかもしれない。

 それを「舌の進化」と言ってしまうと、ちょっと寂しいものがある。それなら、大きな社会問題になっている有名ホテルの食品偽装をどう見たらいいのだろう。弁解出来ない詐欺的行為に違いはないが、「有名ホテル」の料理というだけで喜んだお客がいたのも事実だ。

 サイコロステーキに脂を注入した偽装もあったそうだ。例えは良くないが、シリコンを注入した大きなお乳に、そうとは知らずに歓喜する男性に似ているではないか。偽物が優れていても、所詮は偽物である・・・。

 
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