森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

ピリリ王国の山椒パスタ・・・紀伊山地

 東京にいる娘が、関西へ出張したついでにわが山小屋へ立ち寄った。素通りして帰るのは気が引けたのかもしれない。このようなご機嫌伺いは、親としてうれしいことである。

 娘の趣味はグルメ旅行なので、私たちが以前から目を付けていた店へ案内することにした。生石高原を下り、有田川に沿って遡ること半時間。山が両側から迫る旧清水町である。秋篠宮紀子さんの曾祖父の出身地として知られる。

 国道をそれて500mほど走ると、眼下に日本の棚田百選になっている「あらぎの里」が目に飛び込んでくる。有田川の流れがU字形に湾曲し、その囲まれた土地に棚田が作られており、実に見事な造形美である。

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 棚田は、狭い土地を有効利用する先人の知恵だろう。山あいでは農業だけで食べて行けず、ここでは山の斜面に山椒の木を植えている農家が多い。清水の山椒は、日本一の折り紙付きである。小粒でもピリリと辛いことから、清水の町は「ピリリ王国」と名乗っている。

 この「あらぎの里」から2キロほど入った所に、これから行くレストランがある。小高い場所に洋風の店が建っており、これが「田舎Cafe かんじゃ」だ。「ピリリ王国」らしく、山椒風味たっぷりのパスタとデザートが売りである。

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 私たちは床柱のある座敷の丸テーブルに座った。メニューを開き、娘と女房がぺペロンチーノ、私がカルボナーラを注文した。サラダとデザート付きで1000円。卓上には、石臼で摺った粉山椒が置いてあり、あたりにいい匂いが漂っていた。

 パスタは山椒の風味がよくマッチしており、娘も大いに気に入ったようだ。帰りは林道のような細い道を走り、行列が出来る石窯パンの店に寄った。こんな山奥にいくつもの人気の店が点在する。インターネットの絶大な力を思い知る・・・。

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