森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

北岳~間ノ岳・・・泣き笑い ②

 北岳直下の「肩ノ小屋」でしばし休息、ふんどしを締め直し(女房は?)、標高3193mの頂上を目指した。ここからの道はさすがの高峰、荒々しい岩の連続で、息が乱れる。

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 振り返ると、もう肩ノ小屋は小さく見え、その向こうに鋭角的な甲斐駒ケ岳(2967m)がそびえていた。全国にいくつかある駒ケ岳の中では一番高い。

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 駒ケ岳の左に目を向けると、仙丈ヶ岳(3033m)の圧倒的な山容が横たわっていた。どこか北アルプスの女王・薬師岳の姿に似ていると思った。

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 半時間ほど登ると、ついに北岳、間ノ岳、農鳥岳へと連なる天空の縦走路が見えた。録画してあるNHKの「日本百名山」の北岳編を何度も見て、美しい縦走路が目に焼き付いている。今回の登山は、この光景に魅せられて計画した。縦走路の左手には、今夜泊まる赤い屋根の北岳山荘も見えた。

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 頂上への道にはいくつもの岩壁が立ちはだかった。これが頂上だろうと勘違いすること二度、三度。やっと前方にピークが見えた。10人ほどの登山者がいる。

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 白根御池小屋を早朝に発ち、5時間歩き続けて富士山に次ぐ頂きに立った。私と女房は交代で、三角点にタッチした。

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 はるか遠方に、白い北アルプスが横たわっている。よく見れば、槍が岳や奥穂高岳のそれらしい姿が確認できる。その左に乗鞍岳、御嶽山などの中央アルプス・・・。そこに北岳より高い山はない。

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 「北岳山頂で食べよう」と買ってきた赤飯。熱湯を注げば、20分で食べられる。5年間保存できるので、災害用としても重宝されるだろう。味は本物とそん色がないし、温かいのがうれしい。量も十分で、満腹感がある。

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 赤飯を食べたら眠くなった。3193mの天空の昼寝・・・。こんな贅沢はない。女房が勝手にだらしない姿を撮影した。

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 さぁ、北岳を下り、今夜泊まる北岳山荘に向かおう。前方に、明日歩く予定の間ノ岳(3190m)(左)が鎮座している。国土地理院は最新技術によって主要な山の標高を計測し直し、その結果、間ノ岳は北アルプスの奥穂高岳を抜いて日本3位になって話題を呼んだ。奥穂に以前登ったことがある私たちは、4位転落に落胆したものだ。

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 振り返ると、北岳ピークが屹立していた。

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 突然、悲鳴が響き渡った。女房が「あれよ、あれ」と指をさす。数匹の猿が喧嘩していたのだ。槍が岳でも見たことあるが、猿は登山が好きなのかもしれない。(うまく映っていないが、猿は手前の岩の上にいる)

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 「八本歯のコル」方面を示す標識。八本歯という奇妙な名が付くくらいだから、相当厳しい場所なのだろう。登山の計画段階では、間ノ岳方面への縦走を終えたら、ここを通過して下山する予定だった。しかし残雪が多く、滑落事故が相次いたため、このルートを断念した。このためもう一度北岳へ登り直し、肩の小屋経由で下山することを余儀なくされた。

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 北岳山荘の赤い屋根を見ながら歩いた。しかし、いつまで経っても山荘は近付かない。振り返れば、北岳の巨大な山容が私たちを見つめている。明日、あの高峰をもう一度登らなければならないと思うと、気持ちがくじけそうになる。

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 今回の登山では、富士山がくっきりとは見えなかったのが、少し残念だった。ところで、富士山に登りたいかと問われると、もっと他に登りたい山があると答えてしまいそうだ。心のどこかに、富士山は眺める山という思いがあるのだと思う。

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 ようやく標高2900mに建つ北岳山荘に到着した。

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 登山靴を脱いで素足になると、足の疲れが消えていく。少し冷えるが、そのままの方が気持ちいい。

 山荘の屋外ベンチに座り、まずは缶ビールで喉を潤す。そのビールだが、「訳ありビールあります」の紙切れが吊るしてあった。自動販売機では500円だが、こちらは250円。賞味期限を少し過ぎているだけだった。隣に座っていたおじさんは「安いので5缶飲んだ。これから6缶目だよ・・・」。

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 明日は天空を歩く。3000m級の縦走路はここ以外にない。間ノ岳まではほぼ4キロ。時間に余裕があればその向こうの農鳥岳方面にも足を伸ばしたい。さて、3日目の山旅は・・・。

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        ↑ 北岳山荘から間ノ岳方面を望む

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